資金調達 その1
開業するときには多額の資金が必要になります。
それを自分一人で工面する人、
親や兄弟等家族に援助してもらう人、
親類縁者に援助してもらう人、
公・民の金融機関から融資を受ける人、
債権や株式を発行して投資してもらう人、
これらの手段を組み合わせて集める人……etc。
いろんなパターンの資金調達法があります。
一番分かり易くて、開業までの実効性が高いのが、
自分でお金を貯めて、自己資金だけで始めるパターン。
これなら、すべて基本的に自分の都合だけで
どんどん事が進められます。
親や兄弟に借りる場合も、貸す側の意向次第で、
精神的にも利子的にも負担は軽くすむと思われます。
そしてやはり、自分の都合でどんどん計画を進められます。
親類縁者になると、やはりその関係密度如何によっては、
ちょっとやっかいになったり、面倒臭いことが起こるかも
知れませんが、まぁ、親しい付き合いの気のいい親戚なら、
こんな有り難い話はないでしょう。
相手を説得するだけでいいのですから。
面倒な書類手続きも要りません。
開業計画くらい聞かせなさいと言われるかもしれませんが、
それくらいで済むならお安い御用です。
そして一番厄介なのが、公・民金融機関で融資を受けるパターン。
まず、手続きが面倒、そして時間がかかる。
自分の計画通りには絶対事は進みません。
ほぼ全て相手主動です。
開業が遅くなったり、早くできたり、
融資額が希望額通りにならなかったり、満額貸してもらえたり、
極めて不明確な状況です。
しかし、一般的に言えることは、
続く……