non sweet

甘いだけのものは苦手です。
深み、渋味もなくては何か居心地が悪いというか、
性に合わないというか…。

人間が偏屈に出来ているので、
シンプル（簡素）なんだけれど、
天然（自然）なんだけれど、
甘い（スイート）感じとはほど遠い。

逆に、潔さ、ありのまま（honesty）を良しとする感じ。
静かな強さというのにも通じる気がします。

だから、いかにも女性的な甘さというのではなく、
落ち着いた大人らしい雰囲気。

これが、今回オープンさせる店のイメージでしょうか…。

前に働いていた大手雑貨店で
“男の子”がよく「かわいい」という言葉を口にしていました。

それは商品に対してであったり、
商品を試着している“同性”の友人に対してであったり…。

私にはあまり経験のない状況であり、
且つ、違和感を感じることでしたので、
最後まで慣れることはできませんでした。

今の若い男の子たちは「かわいい」という形容詞を
頻繁に使うものなのだと、勉強しました。

そうして男の子たちですら注目する「かわいい」ものは、
当店ではめったにお目にかかれないかも知れません。

たまにはあるかも知れませんが、
基本的にはその路線ではないので、
遭遇するほうが珍しいと思います。

今流行りの「大人可愛い」という形容が
そっくりそのまま当てはまるとは言い難いと思います。

似て非なるものになると思います。

例えば、fogさんとかcinqさんとか、
両店の商品群は、単純に「大人可愛い」とは言い難いと思います。
（個人的感想です）
シンプルではあると思います。
自然ではあると思います。
多少、可愛らしさもあるとは思います。
でも単に“甘い”感じはあまりしないと思います。
すなわち単純に“かわいい”とは表現し難いものだと思います。

それと共通する感じです。

「ナチュリラ」や
「リンネル」や
「大人で可愛いナチュラル服」や
「Comfie」

は、大人でナチュラルがキーワードですが、
本来はこういうテイストなのですが、
どうも半々（ナチュラルと可愛いが）という感じがして、
ちょっと手を出しあぐねています。

なので、こうしたテイストを好む方たちには
ぜひともお越しいただきたいのですが、
100％満足していただけるとは言い切れません。
もっとシンプルな感じになると思うので…。

まぁ、こんな感じでしょうか。