BGM その1

dixannees2008-11-09


世の中は常に動いているものだということを改めて思い知らされました。
今、あの音楽家の事件で話題になっている“著作権”の適用方針が変わっていたというか、法律が施行されていた?というか、何やらとにかくそんな感じのようなのです。


何の話かというと、
店舗でBGMを流す場合、
これまで(私が常識と思っていたことが本当に常識だった頃)は、
個人的に所有しているCDを流そうと、編集したテープ、CDを
流そうと特に問題はなかったと思います。


しかし、なんと2002年から著作権の運用?解釈?が変わり、
個人で鑑賞するため以外(店舗のBGM等に利用する場合)は、
全て著作権料を支払って音楽を流さなくてはいけないと
なったらしいのです。




そうすると、
今話題の“JASRAC”に著作権料を払って音楽を流すか、
昔ながらの有線で流すか、
有線と似たようなサービス(東芝系?だったか…)で流すか、
著作権フリーのCD(1枚約2万円)を買ってそればかり流すか、
ベタなラジオを流すか(これは、たとえFMであろうと
DJの喋り部分が必ずあり、下手をすれば、そのDJのキャラを
重視して音楽よりも喋りの割合のほうが多い番組が多数派に
なってきている感が私にはあり、そうなるとイメージが
大きく左右されるという意味で…)、


と言った選択肢しかなさそうな気配です。


かなりショックです。
計算が外れてしまいました。
よもやそんな世の中になっていようとは…。
自分のイメージ通りのいい雰囲気のCDを流しておこうと
思っていたのに……。


そこで、もう一つ考えていた、よく個人的にも利用している
ネットラジオはどういう扱いなのだろうと思って検索してみると。


どうやら、こちらも著作権料を支払わないといけない可能性が
高そう。
しかし、これはとても微妙で、ある方の経験談では、
直接JASRACに問い合わせてみたところ、
折り返しの連絡で「著作権料の支払は不要」と
返答されたにも関わらず、
その後、再度連絡があり、やはり「支払ってもらわなくては
いけない」と先の回答を反故にされてしまったそうなのです。


でも、海外のネットラジオの場合もJASRAC著作権料を
支払うのでしょうか、何か国際機関に属していて代行している
といったことなのでしょうか?


いやぁ、知的財産権なんて自分には全く縁がないので、
なんともしち面倒臭いものだなぁと思ってしまいます。


しかし、この著作権については、
昔、ライティングの仕事をしていたときにも
多少関係してくる部分もあり、少し勉強したこともありました。
引用とか出典とか…。
なにが自分の創造、編集した物になるのか…とか。
でも、結論はとても曖昧なものでした。
言葉で明確に境界を設けることが極めて難しい性格のもの
なのでしょうね。著作物って。


だから新聞や雑誌のプロの編集者の人たちも
(引用ではなく)盗用したりしてニュースになったり…。
ま、この場合は知っててやるんだから、悪質なのでしょうが…。


とにかく、著作権について真面目に考え出したら、
全て自分で一から作っていかないと安心してことを進められない
という時代のような気がします。


自分が作ったものと同じようなものを、
全く別の場所で違う人が同じように作っていたとしたら、
それを公で利用、発表などしていたら、
お互いに著作権の侵害だとか言って争いになるやも知れません。
実際、この手の係争があったような気がしますが…。



  * * *


少し話が逸れてしまいましたが、
とにもかくにも、お店でCDは流せないとなった現代で、
どうやって音楽を手に入れるかが問題です。
私にとって音楽は
「no music, no life」
なもので…。


有線のようなサービスの場合、
初期費用に数万円、
毎月5、6千円の経費がかかります。


経営面から考えてその案が妥当なのかどうなのか…。
他に方法はないのか…。


この問題に限らず、
解決すべき問題、考えなければならないことは山積状態です。