ガリ版

dixannees2009-06-15

お店のチラシ、DMが底を突きかけております。なので新しく刷ろうと思うのですが、全く同じものを刷り直すのはなんだか芸が無い気がするし、第一、以前の分は「オープンしました!」ということをアピールする内容だったので、もうオープン後約4ヶ月も経ったお店にはそぐわないだろうとも思い、デザイン、内容を変えるつもりでいます。




そこで、またいろいろ考えていたところ、
まず、今度はプリンタなり、印刷機なりを使って
自分で刷ろうと思ったのです。
単純に経費節約のためです。


で、そのために紙を買うのですが、
普通の紙じゃつまらないし、
ちょっと凝ったいい雰囲気の紙は高そうだし、
味があって、安いもの・・・
“藁半紙”にしよう!となりました。


店のある地域には印刷屋さんが多く、
そのためか、またまた近所には紙屋さんも多い。
でも、なぜか一般的なコピー用紙ばかりで、
薄目のコピー用紙も、藁半紙も売っているお店は少ない感じ。


何件目かでやっと藁半紙を発見し、
購入することができました。
そして、プリンタで藁半紙が印刷できるのか、お店の人に聞きましたが、
たぶん大丈夫とやや不安な返答をいただき、
まぁ、とりあえずやってみようと、
ダメでも何かしら使い道はあるでしょうと、
店に帰ってさっそく実験。


何のことは無い。
普通に印刷できました。


しかも、結構キレイ。


藁半紙の粗雑な感じがあまり出ず、紙質を生かせていない・・・。
まぁ、その藁半紙自体もツルッとしたきれいな感じの紙ですが。



で、またまた考えました。
どうしたらもっと味が出るか。


・・・・・。


ガリ版だっー!!!



                 * * *



ということで、今度は“ガリ版”探しの日々に突入。
オークションにはちょくちょく出ているようなのですが、
なにぶん“ガリ版”なので、
古くて汚くて、「使えるかどうか分かりません」的なものが殆ど。


思いっきり使い倒そうと考えている私としては
どうしたものかと腕を組んでしまいます。


そうやって決断できずにいるものの、
ガリ版”探しは続いており、
フッと検索した言葉に引っかかって出てきた結果に
なんと「ガリ版要りませんか」というのを発見。


さっそくページを見に行くと、
どうやらその方のお知り合いの倉庫に眠っていた新品の“ガリ版
ガリ版は俗称?であり、本来は「謄写版」と言います)
が手元にあるが、自分は不要なので誰か要る人があれば
送料のみで譲りますとの内容。


えー!!??
うそー!!??
いいんですかー!!??


と、早速のそのブログにコメントしたのでした。


そして、ちょっとしたやりとりを経て、
最終的に私は送料のみで未使用の謄写版を手に入れることができたのです。
(「てんとう虫」さん、その節は大変ありがとうございました。
 チラシが出来たらまたご報告させていただきます)


さぁ、藁半紙はあるし、ガリ版もある。
これで刷れるぞー!


・・・とはいかないのが悲しいところ。


謄写版で刷るためには、
紙、謄写版はもちろんのこと、
他に、
インク、原紙(蝋が付いているもの)、鉄筆、鑢
が必要です。


これらを入手しなければ、
ガリ版印刷は実行できません。


というわけで、
今はこれら残りの道具類をそろえるために
またいろいろと調べているところです。


が、


その前にまずは『パンダウォーク』があります。
今はこちらに神経も労力も注がなくてはなりません。


だから、自分の店の宣伝は後回しです。


『パンダウォーク』が終わったら道具探しの旅に出ます。
(本当の旅ではなく、味気ないですが、ネット世界の旅です…)


以上のことから、
現在、当店の宣伝物は無くなっております。
全てすっからかんにすることは出来ないので、
見本用?のものだけ掲示しています。
なので残念ながらお渡しすることができません。
(まぁ熱烈希望者がおられれば、何のためらいもなく
 差し上げるとは思いますが、そこまでのお人はおられないでしょう…)


万が一、うちの店のチラシをご希望の奇特なお客様がおられましたら、
もう1ヶ月か2ヶ月お待ちくださいます様、
何卒お願い申し上げます。


終わり。